ラボグロウンの婚約指輪はありえない?ジュエリー販売員が本音で答えます

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最近よく聞くラボグロウンダイヤモンド…。

「婚約指輪にラボグロウンダイヤモンドを提案されたけど、正直どうなんだろう…。」

そんな不安を抱えてこの記事にたどり着いた方、いらっしゃるのではないでしょうか。

私のお店ではラボグロウンダイヤモンドを扱っていません。

だから最初は私自身もよく知らなかったんです。

でも最近新規のお客様から「ラボグロウンダイヤ置いてますか?」と聞かれました。

顧客様からも「ラボグロウンってどうなの?」と聞かれたり、話題になることも増えました。

これはちゃんと調べなきゃと思い、自分の勉強のためにも、この記事を書くことにしました。

調べて感じたことを販売員目線でぶっちゃけます。

ラボグロウンの婚約指輪はありえないのか、それともアリなのか…。

一緒に考えていきましょう。

✦ラボグロウンの婚約指輪はありえない?

*「ありえない」と言われる理由

ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪に「ありえない」という声があるのは事実です。

主な理由はこの3つ。

①人工物というイメージ
「ラボ(研究室)で作られた」と聞くと、どうしても「人工物 = 偽物」というイメージを持つ方が多いです。

フェイクジュエリーやキュービックジルコニアと同じものだと思っている方もいます。

②親世代の価値観
「婚約指輪は天然ダイヤモンドでなければ」という考え方は、特に親世代に根強く残っています。

彼女本人はOKでも、両親に反対されるケースもあるようです。

③資産価値への不安
天然ダイヤモンドと比べて将来的な価値がどうなるのか、不安に感じる方もいます。

「高いお金を出したのに価値が下がったら…」という心配ですね。

気持ちはよくわかります。

でも実際のところはどうなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

*ラボグロウンダイヤモンドってそもそも何?

ラボグロウンダイヤモンドとは、研究室(ラボ)で人工的に作られたダイヤモンドのことです。

「人工的に作られた」と聞くと偽物のように感じるかもしれませんが、化学的・物理的な成分は天然ダイヤモンドとまったく同じ

どちらも炭素でできていて、硬度も屈折率も変わりません。

製造方法は主に2種類あります。

HPHT法(高温高圧法)
地球の地中でダイヤモンドができる環境(高温・高圧)を再現して作る方法です。

CVD法(化学気相蒸着法)
特殊なガスを使って、炭素を少しずつ積み重ねてダイヤモンドを育てる方法です。

どちらの方法で作られても、できあがったダイヤモンドの成分は天然と同じ。

プロの鑑定士でも肉眼では見分けがつかないと言われています。

ルビー
ルビー

店長、うちってラボグロウンダイヤ扱わないですよね。

お客様に聞かれることが増えてきたんですけど、どう思います?

店長
店長

天然にこだわるのがうちのスタイルですからね。

でもラボグロウンを否定するつもりはないですよ。

お客様の価値観に合わせて説明してあげてくださいね。

*天然ダイヤモンドとの違いは?

では天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンド、何が違うのでしょうか。

①生まれた場所
一番大きな違いはここです。

天然は地球の地中で数十億年かけて生まれ、ラボグロウンは研究室で数週間〜数ヶ月で作られます。

②価格
ラボグロウンダイヤモンドは天然と比べて30〜50%ほど安いと言われています。

同じ予算でより大きなカラット数や、より高いグレードのものが選べるのが魅力です。

③希少性・資産価値
天然ダイヤモンドは採掘量に限りがあるため希少性があります。

一方ラボグロウンは製造できる量に制限がないため、将来的な資産価値は天然より下がりやすいと言われています。

④内包物(インクルージョン)
天然ダイヤモンドには微細な不純物や傷(内包物)が含まれることが多く、それが「世界に一つだけ」という個性にもなります。

ラボグロウンは不純物が少なくクリアなものが多いです。

✦ジュエリー販売員が本音で答えます

正直に言います。

ラボグロウンダイヤモンドは「ありえない」ものではありません。

天然ダイヤモンドを十数年扱ってきた私がこう言うのは意外かもしれませんが、これが本音です。

ラボグロウンは偽物でもフェイクでもなく、本物のダイヤモンドです。

成分も輝きも天然と変わらない。

それは事実です。

ただ、だからといって「ラボグロウンの方がいい!」とも言い切れません。

婚約指輪って、スペックだけで選ぶものじゃないですよね。

気持ちや価値観も大切な要素だと思っています。

天然ダイヤモンドには「地球が何十億年もかけて作り上げた」というロマンがあります。

その唯一無二のストーリーに価値を感じる方には、天然ダイヤモンドが向いています。

一方で「同じ輝きなら、より大きくきれいなものを選びたい」「その分、結婚式や新婚旅行に使いたい」という考え方も、全然おかしくない。

むしろ合理的だと思います。

ちなみにアメリカでは婚約指輪の半数以上がラボグロウンダイヤモンドという調査結果もあります。

日本とは価値観の違いを感じますね。

大切なのは、ふたりが納得して選べるかどうか。

それだけです。

がしかし…。

本音を言えば、私の個人的な価値観で言わせてもらえれば…。

やっぱり私は天然にこだわりたいです。

特に婚約指輪なんか、一生に一度のイベントです。

私の考えが古いのか、希少性の高い天然のダイヤにして欲しい。

天然か人工かで相手の本気度を測ってしまうような部分もあります。

とは言え、離婚が日常茶飯事の今、私の知り合いでも2回も3回も結婚した人知っています。

3回も婚約指輪を買わないといけない男性の事を考えると少しでもお値打ちにと思ったら人口もアリなのか?とも思ったり💦

でも、私にプレゼントしてくださるなら天然にしてください(笑)。

ルビー
ルビー

本音言っていいですか?

私にプレゼントするなら天然にしてほしいです(笑)

店長
店長

ルビーさんは正直ですね(笑)。

でもそれも一つの価値観ですね。

大事なのはふたりが納得できるかどうかだと思いますよ。

✦こんな人にはアリ!こんな人にはナシ!

ラボグロウンがアリな人

  • 同じ予算でより大きなカラット数・高いグレードを求める人
  • 見た目の輝きを最優先したい人
  • 資産価値より「今の幸せ」を大切にしたい人
  • 環境への配慮(サステナブル)を意識している人
  • ふたりで納得して選びたい人

ラボグロウンがナシな人

  • 「天然でなければ意味がない」という強いこだわりがある人
  • 将来的な資産価値を重視している人
  • 親や周囲の目が気になって後々モヤモヤしそうな人
  • 天然ダイヤモンドの「唯一無二のストーリー」に惹かれている人

どちらが正解ということはありません。

自分たちの価値観に合う方を選ぶのが一番です。

✦まとめ

ラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪は、「ありえない」ものではありません。

成分も輝きも天然ダイヤモンドと同じ本物のダイヤモンドです。

価格が抑えられる分、より理想に近い条件を選びやすいという魅力もあります。

一方で、天然ダイヤモンドにしかないロマンや希少性があることも事実。

資産価値を重視するなら天然の方が安心感はあります。

どちらが正解かではなく、ふたりにとって何が大切かを話し合って選ぶことが、後悔しない婚約指輪選びにつながると思います。

十数年ジュエリーを販売してきたわたしが言えることは、指輪はふたりの気持ちが一番大切だということ。

どんな指輪も、選んだ理由と気持ちが込められていれば、きっと特別な一本になります。

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