PS刻印の指輪、サイズ直しを断られた話を販売員が調べてみた

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「PS刻印」という言葉、聞いたことはありますか?

販売員歴十数年のルビーです。

先日、お客様から指輪のサイズ直しをお願いされた際に、思わぬことに気づきました。

この記事では、PS刻印とは何か、そして実際にサイズ直しをお断りすることになった体験を、調べて分かったこととあわせてお伝えします。

✦PS刻印とは

指輪やネックレスの内側には、素材を示す刻印が入っていることがあります。

「Pt900」「K18」などはよく見かけますが、「PS」という刻印を見たことはありますか?

調べてみると、PS刻印は「プラチナ(Platinum)」と「シルバー(Silver)」の頭文字を取ったものです。

プラチナ10%・シルバー90%の割合で作られた合金を指すことが分かりました。

プラチナが少量含まれているため、シルバー単体よりも深みのある輝きがあります。

プラチナよりも手頃な価格で購入できるのが特徴のようです。

見た目だけでは、プラチナとPS刻印の指輪を見分けるのはかなり難しいと思います。

私自身、接客していても、パッと見ただけで「これはPS刻印です」と分かることはまずありません。

だからこそ、刻印を確認することがとても重要になってきます。

刻印は指輪の内側、ネックレスならアジャスターやトップの裏側など、目立たない場所に小さく刻まれていることがほとんどです。

普段の生活の中で、わざわざ刻印を確認する機会はあまりないかもしれません。

一方で、シルバーの割合が高いため、変色しやすい・強度がやや弱いという注意点もあります。

プラチナは変色にとても強い金属ですが、シルバーは皮膚の汗や温泉などの成分に反応して黒ずみやすい性質があります。

PS刻印はシルバーが9割を占めているため、プラチナ単体の指輪と比べると、変色への配慮がより必要になりそうです。

✦指輪のサイズ直しを断られた話

以前、お客様から指輪のサイズ直しは出来ますか?と電話で問い合わせがありました。

素材は何ですか?とお聞きすると「プラチナだと思う」とおっしゃっていたので出来ますよとお答えしました。

お預かりして2週間ほどかかりますとお伝えするとこれから持って行きますと言われ、しばらくしてご来店されました。

大柄の男性でした、最近急激に太ってしまい指輪が入らなくなってしまったとおっしゃっていました。

お預かり証を記入しようと指輪の刻印を見ると「PS」とありましたが、正直見たことなくって…。

少々お待ちくださいとネットで調べてみるとプラチナシルバーだと分かりました。

聞いたことはあったものの、刻印を見るのは初めてで…。

お恥ずかしいことにネットで調べる前までは、シルバーのプラチナメッキだと思ってました💦

念のため加工屋さんに電話で確認したところ、「PS刻印の場合はサイズ直しができません」とのことでした。

結局、そのお客様には「サイズ直しはできません」とお伝えするしかありませんでした。

「そうですか」とだけおっしゃって、お客様は帰っていかれました。

せっかく電話で確認してからお越しいただいたのに、申し訳ない気持ちになりました。

若い男性で、結婚指輪だったようです。

予算の関係もあったのか、ネットで探して購入されたとおっしゃっていました。

ご本人は「プラチナだと思う」と話されていて、プラチナの相場感自体、あまり分かっていない様子でした。

サイズが変わってしまった結婚指輪、置いておくのか、チェーンに通してネックレスにするのか、それとも別の形で残していくのか…。

そのお客様がどうされたのかは分かりませんが、こうした「知らないまま購入してしまう」ケースは、決して珍しくないのかもしれません。

ルビー
ルビー

プラチナだと思って買ったのに、PS刻印だったなんて…。

店長
店長

知らずに購入されている方、意外といらっしゃるかもしれませんね。

✦調べてみて分かったこと

このことがあってから、PS刻印についてあらためて調べてみました。

以前、一緒に働いていた人が新しい指輪をしていて「高そう~!」と言ったら…。

「安かったよ、プラチナシルバーだから、でも言わなければ分からないよね」と話していたのを思い出しました。

見た目だけではプラチナかPS刻印か分からないというのは、良くも悪くも本当のことのようです。

また調べていくうちに、プラチナと間違えやすい刻印は他にもあることが分かりました。

「PTP」「PP」「PTF」といった刻印は「プラチナプレーテッド(メッキ)」の意味です。

こちらは合金ではなく、プラチナ以外の金属の表面にプラチナをコーティングしたものです。

PS刻印は合金、PTP等はメッキと、同じ「プラチナっぽい」表記でも中身は全く異なるということですね。

ややこし~💦

✦販売員の私が思うこと

指輪を購入する際、素材の刻印までしっかり確認する方は、正直あまり多くない印象です。

でも今回のように、後々サイズ直しができない、変色しやすいといった違いが出てくることを考えると・・・。

購入時に刻印を確認しておくことは、実はとても大切なことだと思います。

お店の方もしっかり説明してあげないと不親切ですよね、と思ったのですが、そういえばあの男性はネットで購入されたとおっしゃっていました。

お店ではなく、ネットで買う場合は、自分でしっかり商品説明を読んでおくことが大切ですよね。

PS刻印そのものが悪いわけではありません。

手頃な価格でプラチナのような輝きを楽しめるという魅力もあります。

ただ、「プラチナだと思って買ったのに、実は違った」ということにならないよう、購入時にはぜひ刻印を確認してみてください。

ルビー
ルビー
刻印って、意外と見ていない方が多いかもしれませんね。
店長

店長

購入時に一緒に確認するのも、大事な接客の一つですね。
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