ジュエリー展示会に誘われたんだけど、行ったら買わされそうで怖い…。
そう思って断っている方、意外と多いんじゃないでしょうか。
十数年ジュエリー販売員をしているルビーです。
この記事では、展示会で「買わなくても大丈夫?」「そもそも展示会ってどんな場所?」といった疑問にまとめてお答えします。
✦展示会で買わないのはアリ?販売員の本音
結論から言います。
展示会で買わなくても、まったく問題ありません。
十数年の経験から正直にお伝えすると、展示会にいらっしゃるお客様の10人中7〜8人は何もお買い上げにならずに帰られます。
それが現実です。
私がお客様を展示会にお誘いするときには、こんなふうにお伝えしています。
「10人いらっしゃったら全員が買うわけじゃないんです。
10人中2〜3人がお買い上げになる確率なので、無理にその2〜3人にならなくていいですよ。
気に入ったものがあればその時に考えてください。」
そう言うとだいたいのお客様は「そうだよね、じゃあ見るだけなら行ってみようかな」と予約してくださる方がほとんどです。
本心を言えば、もちろんみなさんに買っていただけたら最高です。
でもそんな無理は言えません。
気に入らないものを買っていただいても、後で後悔されるだけですから…。
私の考えはその場限りではなく長いおつき合いをしたいと思っています。
ただ正直に言うと、この「買わなくて大丈夫ですよ」が通じるのは、日頃から信頼関係ができているお客様に限るというのが私の実感です。
初めてのお客様には、まず警戒心を解くところから始めます。

本音を言えばみんなに買ってほしいですよ!
でも気に入らないものを買ってもらっても意味ないですから…。

そうですよね、長いおつき合いのためにも、お客様に納得していただけるお買い物をしていただきたいと思っております。
✦ジュエリー展示会とはどんな場所?
そもそも展示会がどんな場所か、知らない方も多いと思います。
会場はホテルの披露宴会場のような、広くて華やかな空間です。
ディナーショーができそうなくらいの広さに、何十社ものメーカーがブースを構えてジュエリーを並べています。
商品の価格帯は幅広く、20〜30万円のものから、何百万・何千万円という一点ものまでが一堂に揃います。
普段お店の店頭では絶対に見られないような希少な宝石や、職人の技が光るハイジュエリーに出会えるのが展示会の醍醐味です。
各ブースにはメーカーの担当者がいて、商品を手に取ったり試着したりしながら説明を聞けます。
全部のブースを回るだけでかなりの時間がかかるほどの規模です。
いらっしゃるお客様もお店で見るいつもの感じとは違い、バッチリ決めてお気に入りのジュエリーを身につけてお越しいただく方が多いです。
もちろん普段通りラフな感じでいらっしゃる方もみえますが、日常でそんなおめかしをする機会なんかそんなにありませんよね。
なので、それを楽しみにしていらっしゃる奥様たちも沢山いらっしゃる感じです。
会場全体に漂う華やかな雰囲気があって、普段とは違う非日常感があります。
✦展示会に行くからこそ得られるもの
「買わないのに行っても意味ある?」と思う方もいるかもしれません。
でも買わなくても展示会に行く価値は十分あります。
まず、普段は絶対に出会えないジュエリーを実際に見て、触れることができます。
カタログやネットで見るのとは全然違います。
実際に手に取って光を当ててみて初めてわかる輝きや質感があります。
次に、自分の好みが明確になります。
たくさんのジュエリーを一度に見比べることで「自分はこういうデザインが好きなんだ」「この石の色が好み」という発見があります。
今日は買わないけれど、今後の参考にもなります。
次ボーナスがもらえたらこんなのがいいかな?
あんなのもいいなって、つけてる自分を想像するだけでも楽しくないですか?
ワクワクしながらブースを回って、メーカーさんの話を聞いて、試着して…。
それだけで十分楽しい体験です。
言ってみれば、美術品を見ている感覚に近いかもしれません。
何百万、何千万となると買うとかそんなんじゃなく美術館に行って絵でも見てる感じと言えばいいでしょうか。
実際に「絶対買わない」と言っていたお客様が、ふと立ち寄ったブースで運命の一点に出会ってお買い上げになることもあります。
逆に「何か買おう」と意気込んで来られた方がピンとくるものがなくて手ぶらで帰られることも…。
それがジュエリーとの出会いの面白さでもあります。

「買わない!」っていらっしゃったのに結局お買い上げされるお客様、結構いるんですよね〜(笑)。

反対に「買うぞ!」と意気込んでいらしたのに手ぶらで帰られるお客様もいらっしゃいます。
それがジュエリーとの縁というものでしょうか。
✦展示会に行って後悔しないための心構え
最後に、展示会を楽しむための心構えをお伝えします。
① 会場の雰囲気に飲まれることを知っておく
見るだけのつもりで行っても、会場の華やかな雰囲気に飲まれて気づいたら買っていた…というのはよくある話です。
それが悪いわけではありませんが、翌日「やっぱりどうしよう…」と相談に来られるお客様も珍しくありません。
その場で即決せず、気に入ったものは写真を撮っておいて…。
後日担当の販売員に「あれが気に入ったんだけど、買おうかと思って…。」と伝えるのも一つの方法です。
そういう時に限って「あの後売れちゃったんです」となるパターンもあります。
その時は、縁がなかったとあきらめましょう💦
② 気に入らなければ断っていい
販売員から勧められても、気に入らなければはっきり断って大丈夫です。
「今日は見るだけにします」「もう少し考えます」は立派な意思表示です。
良い販売員であれば、それを尊重します。
③ 信頼できる担当者と行く
できれば日頃から付き合いのある担当者に招待してもらうのがベストです。
信頼関係がある担当者なら、無理な押し売りをされる心配も少ないですし、あなたの好みをわかった上で商品を案内してくれます。
✦まとめ
ジュエリー展示会について、販売員の本音をお伝えしました。
警戒して断っている方ほど、実際に行ってみると「こんな楽しい場所だったんだ」と驚かれることが多いです。
ジュエリーが好きな方なら、買う買わない関係なく純粋に楽しめる特別な体験です。
信頼できる担当者がいれば、ぜひ一度足を運んでみてください。
